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本報では女性の健康意識と食生活意識に関するアンケート調査を2001年に行い、過去の調査結果とも併せてクロス集計や因子分析で解析を行った。健康に自信を持っている人は55%であり、1998年調査結果の67%と比べると大きく減少した。健康や体に不安を感じることとして、体力低下、視力の低下、肥満が多かった。栄養素に関する調査では、ポリフェノールの知名度が74%となり、1998年調査結果の25%から大きく変化した。不足していると感じる栄養素としては、鉄が56%、カルシウムが42%と高かった。鉄は30代、カルシウムは20代以下の女性に不足感が強かった。カルシウムを日頃から摂っている人は多いものの、鉄を意識して摂っている人は少ない傾向が認められた。