高校生の衛生意識をもとに、制服のカッターシャツとブラウスに注目し、アンダーウェアの着用の有無によって衛生状態に違いがあるかどうかを調査した。また、衛生状態と被服管理との関係についても検討した。フードスタンプ法を用いて、制服のカッターシャツ·ブラウスの襟内側、袖口、腹部·背部の4点の細菌数を調査した。汗や皮脂の付着と細菌数との関連を明らかにするために、未着用ブラウス、洗濯後ブラウスに対してもフードスタンプ法による測定を行った。その結果、ヨゴレを視覚的に表すことのできるフードスタンプ法は、被服管理の正しい方法を理解させるために有効な教材となり得ることが明らかになった。