一般社団法人日本家政学会研究発表要旨集
66回大会(2014年)
セッションID: 2B-1
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口頭発表 5月24日 住居
日傘の使用に関する研究
-意識調査アンケートと被験者実験による検討-
*東 実千代佐々 尚美久保 博子磯田 憲生
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抄録
目的 日傘は紫外線対策として女性が使用するイメージが強いが、近年では男性の使用が徐々に増加しているという。そこで本研究では、日頃の日傘使用状況、男性が日傘を使用することに対するイメージを調査するとともに、日傘の暑熱対策としての効果を検討するため被験者実験を行い、夏季における熱中症対策としての日傘使用の有用性を検証することとした。方法 アンケート調査:公益社団法人奈良市シルバー人材センターに登録している高齢者および近畿圏の大学生とその家族らを中心に自記式質問紙を配布・回収した。有効回収数は182部である。被験者実験:健康な男子大学生10名を対象とし、屋外にて「何も着用しない」「帽子着用」「日傘使用」の3条件における周囲温湿度、放射温度、皮膚温(4点)、耳内温、主観評価(温冷感等)を測定した。調査時期は2013年8~9月である。本研究は畿央大学研究倫理委員会の承認および被験者の研究同意を得て実施した。結果 日傘の使用状況は、女性は年代によらず約4割が「よく使う」のに対し、男性は高齢者で1名の回答にとどまった。使用の抵抗感については、男性の若齢・中高年で6割強、高齢者で4割が「ある」と回答した。屋外における部位別の温冷感や放射感は日傘使用時に抑制されており、温熱的中性申告が得られる平均皮膚温は、何も着用しない条件と日傘使用と約3℃の差があった。本研究は文部科学省科学研究費補助金(基盤研究(C)課題番号24500934)により実施した。
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