抄録
Dog Bone ButtonTMを用いて鏡視下烏口鎖骨靭帯再建術を施行した4肩について,術後の整復状態および骨孔面積の変化を調査した.整復状態は単純X線肩鎖関節正面像で烏口鎖骨間距離を計測し,術直後に対する変化率が10%未満をexcellent,10-25%をgood,25%-50%をfair,50%以上をpoorとした.骨孔面積はCTで計測し,術後4週に対する術後5か月,術後1年時の拡大率を求めた.整復状態は,術後4週でexcellent 3肩,good 1肩,術後5か月でexcellent 2肩,good 1肩,fair 1肩,術後1年でexcellent 2肩,fair 1肩,poor 1肩であった.また,全例に骨孔拡大を認め,平均骨孔拡大率は術後5か月時,鎖骨で167.8%,烏口突起で33.7%,術後1年時は鎖骨で164.7%,烏口突起で32.9%であり,術後5か月と1年の間に有意差はなかった.