肩関節
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症例報告
上腕骨骨幹部骨折に伴う橈骨神経麻痺に超音波検査を行った1例
名倉 一成原田 義文乾 淳幸美舩 泰国分 毅
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ジャーナル 認証あり

2017 年 41 巻 2 号 p. 620-622

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抄録
 上腕骨骨幹部骨折に合併した橈骨神経麻痺の症例に超音波検査を行い,手術を行った.38才男性,鉄棒から転落して受傷し,右上腕骨骨幹部骨折と合併する橈骨神経麻痺を認めた.(徒手筋力テスト:手関節背屈;2, 総指伸筋;1)超音波検査にて橈骨神経は骨折部で連続性があり,血腫による圧排を認めた.全身麻酔下に観血的骨接合術を行い,橈骨神経を展開した.超音波検査所見と同様に圧迫を認め,剥離術を行った.術後リハビリを行い,術後3ヶ月から麻痺の回復傾向を認め,術後5ヶ月には徒手筋力テスト:手関節背屈;5, 総指伸筋;4であり,骨癒合も得られた.自検例では麻痺レベルの臨床評価のみでなく,超音波検査による橈骨神経の評価から,血腫による圧排が麻痺の原因と考え,早期血腫除去+神経剥離を骨接合術と同時に施行した方が良いと判断し,良好な神経回復を得ることができた.上腕骨骨幹部骨折に合併した橈骨神経麻痺に超音波検査は神経麻痺の病態評価に有用であると考えた.
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© 2017 日本肩関節学会
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