独立行政法人地域医療機能推進機構大阪病院
2018 年 42 巻 2 号 p. 444-447
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高齢者の広範囲断裂を伴いかつ整復困難であった肩関節脱臼に対して,一期的にリバース型人工肩関節置換術(以下RSA)を施行した2例を報告する.いずれも恒久的に脱臼しており,整復阻害因子は,1例は骨頭後方に転位した骨片付関節包靭帯,もう1例は関節窩前方で癒着した関節包靭帯を含めた軟部組織であった.術後早期より除痛,安定性,機能回復が得られ,このような症例への一期的なRSAは有用な方法と考える.
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