2025 年 49 巻 1 号 p. 220-223
リバース型人工肩関節置換術(reverse shoulder arthroplasty: 以下RSA)には様々なステムデザインが存在する. 近年導入されたPerformTM(Stryker, USA)はinlay型でありながらインサートを変える事により頚体角を135°, 145°と変更可能なステムデザインである. 本研究では3D術前シミュレーションソフトを用い, 頚体角とグレノイドオフセットを変化させ, impingement-free ROMと, impingement patternについて評価した. 対象はRSAを施行した34肩とした. 3Dシミュレーションにて, グレノイドオフセットを0mm, +6mm, 頚体角は135°, 145°と変更し4パターンで可動域を比較検討した. 測定項目は屈曲, 伸展, 外転, 内転, 下垂位外旋, 下垂位内旋可動域および屈曲, 外転時のインピンジメントの発生部位とした. Perform stemは3Dシミュレーションにおいて頚体角135°, グレノイドオフセット+6mmの組み合わせで最も良好な可動域が得られた.