主催: 日本風工学会
共催: 電気学会, 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会, 日本建築学会
p. 31-36
構造物の耐風設計,風環境評価,風力発電の候補地選定など風に関するあらゆる場面で未観測地点の風況を推定することは重要である.地上風速の推定精度を向上させるためには,メソスケールの風を基本的な情報として推定方法に組み込む必要がある.本研究では,上空風の情報が風向別の地上平均風速の推定方法に取り込まれ,さらに上空風に対すると地上風の風速比をニューラルネットワークによる地形因子解析を行った.結果として新しい推定方法は周辺の局所地形の影響を反映した風速分布を求めることができた.