共催: 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会, 日本建築学会, 日本風工学会, 電気学会
直交座標に埋め込み境界(IB)法を用いることで、境界に沿わない計算格子でも効率よく流れを解くことができることはこれまでの研究で示されている。本論文では曲線座標にIB法を導入することにより、曲線座標を適合させれるような地形上に、不規則な形状の建物や障害物のある場合の気流計算を行うことを提案し、計算例を示している。起伏のある地形を直交座標で表現する場合に比べ、計算格子は地表近傍にのみ密にすることで地表にある建物や障害物近傍の流れを効率良く計算できることが示された。