主催: 日本風工学会
共催: 日本建築学会, 日本鋼構造協会, 土木学会, 日本気象学会
会議名: 第25回風工学シンポジウム
開催地: 東京,東京工業大学 大岡山キャンパス
開催日: 2018/12/03 - 2018/12/05
単体建物周辺における高温排気ガスの拡散予測に関して、簡易圧縮性k-εモデルを用い、既往の風洞実験の再現解析および高浮力の予測解析を行なった。排出ガスの密度が環境空気の0.3倍の条件においては、非圧縮性モデルと概ね同様な結果を与え、実験値より大きな濃度予測値を与えた。しかし、実験値がない排出ガスの密度が環境空気の0.1倍の条件においては、簡易圧縮性モデルの方が浮力による加速度がより大きく働き、排出ガスの濃度がより上方に輸送されるような分布となった。両モデルによる結果の相違を浮力による加速度および乱流エネルギーと乱流エネルギー消散率の生産の傾向について考察を行った。