風工学シンポジウム論文集
第25回風工学シンポジウム論文集
セッションID: 5
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愛媛県で発生する肱川あらしの強風と谷筋で生じる水平気圧傾度分布の関係
*三浦 悠大橋 唯太名越 利幸那須川 徳博黒坂 優寺尾 徹
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抄録

愛媛県大洲市長浜地区では、寒候期に「肱川あらし」という強い地峡風が肱川に沿って発生する。この肱川の10km上流には夜間に冷気湖が形成される大洲盆地が存在している。本研究では、2017年10月25日~2018年3月25日の5か月間にわたって、肱川あらしの気象観測を実施した。その結果、以下の特徴が明らかとなった。(1)盆地の大洲と沿岸の長浜のあいだの水平気圧差(ΔP)が1hPaを超えると、肱川あらしは総観スケールの擾乱を相殺して発生することができた。(2)gap下流側にあたる大和と長浜のあいだのΔPは、上流側の大洲と大和のあいだの約6倍に相当していた。このように、gapの特徴的な地形によって、大和と長浜のあいだのΔPは強められていることがわかった。

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© 第25回風工学シンポジウム運営委員会
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