九州歯科学会雑誌
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総説
口と体の癖からみた咬合異常への対応
大野 秀夫, 宮本 理恵, 今村 暢良
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2009 年 63 巻 4 号 p. 211-235

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抄録
口腔習癖(Oral Habits,以下OHと省略)とは不正咬合や口腔の機能に悪影響を及ぼす口腔に関する癖であり,指しゃぶり,爪かみ,咬唇癖,舌突出癖,口呼吸,歯ぎしりなどがある.
OHの原因は子どもの心の成長発達段階で異なるものの,小学生以上の患児においては家庭や学校などの心の問題との関連が指摘されることが多いため,OHの中止がなかなか困難となることがある.このようなOHが認められる不正咬合の治療は,まずその原因的な要素を注意深く取り除き,支援や指導をしながらOHを中止させることが重要である.
そこで,心の問題と密接な関連を指摘される口と体の癖からみた咬合異常への対応について子どもの行動科学から捉えた新しい『おおの小児矯正歯科方式のOral Habits中止支援システム』について紹介する.
総説の構成
I.はじめに
II.口腔習癖と態癖
III.『おおの小児矯正歯科方式のOral Habits中止支援システム』について
IV.症例
V.『おおの小児矯正歯科方式のOral Habits中止支援システム』に関する臨床統計的考察
VI.まとめ
OH中止支援システムを運用する前の当院でのOHの対応は,不正咬合治療の一部としてとらえていたため,OHの中止支援に満足のいく成果があがらなかったり,OH自体を見逃していたことがあった.OHは心理的因子の影響が大きい場合があり,その影響が大きい場合の対応にはその子どもに対する理解,思いやりなどその子にあわせた対応が必要である.
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© 2009 九州歯科学会
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