九州歯科学会雑誌
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九州歯科大学歯学部口腔保健学科学生の学修目標の変化とカリキュラムとの係わり
福屋 祐子中村 由紀寺下 正道
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2017 年 71 巻 4 号 p. 75-81

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抄録
歯科衛生士養成のための教育機関として2010年に開設された九州歯科大学歯学部口腔保健学科の教育カリキュラ ムを評価・改善することを目的として1期生,2期生の卒業時の目標を2,3,4年次の学年末に収集し,分析した.目標の収集には改編したマンダラチャートを用い,教育目標の分類(タキソノミー)に従ってふるい分け,その出現頻 度で比較・検討した. 1期生,2期生ともに2年次に比べて3年次で教育目標,すなわち学修目標の出現頻度が増加した.3年次におけ る学修目標の中の知識・技能に関する出現頻度が2期生では増加傾向にあったが,1期生では半減した. 3年次で学修目標の出現頻度が増加したことから,臨床実習の経験が学修意欲の向上に繋がったものと考えられる. 1期生と2期生では一部の外部医療施設での実習時期,および国家試験対策の開始時期が異なっている.3年次にお いて外部の臨床実習協力施設(歯科医院)での実習や国家試験の取り組みを開始した2期生の知識や技能に対する意識 は維持され,臨床実習を附属病院のみで行った1期生では低下していた.これらから附属病院臨床実習における学修 支援体制に課題があることが示唆された.
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© 2017 九州歯科学会
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