1951 年 17 巻 57 号 p. 14-19
回転慣性およびせん断力の影響を考慮にいれた横振動方程式は, すでにTimoshenkoが導き両端支持の場合について振動数におよぼす影響を論じている.この修正ははりが短い場合に重要であり, またせん断力の影響は回転慣性の影響よりも大なることを指摘している.筆者はさらに一般的な境界條件に対する解を求め, 振動数方程式の近似式表示を用いて, 振動数の計算式を導いた.なお後半においては固体粘性による減衰をも考慮に入れたさらに一般的な場合について述べる.