日本機械学會論文集
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蒸汽タービンの段落効率の理論的研究(第 1 続報) : 軸流タービン
菅原 菅雄中村 行三
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1943 年 9 巻 34-2 号 p. 8-20

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抄録

蒸汽タービンの段落効率の理論的研究は既に発表した。今回はこの続報の一として、單回轉軸流の衝動及び反動両タービンの段落効率に及す諸因子の影響に就て計算した結果を報告する。單段落タービン及び多段落タービンの中間段落の場合に就ては特に詳しく計算した。又多段落タービンの最初及び最後の両段落の効率は、タービンが衝動式か反動式かによつて前二者の効率のいづれかに一致するか、又はその中間に存在することを示した。更に従耒反動度0.5タービン即ちParsonsタービンの段落効率が最良と考へられてるたが、実際はこの予想に反して反動度が約0.1∿0.3に於て効率が最大となると云ふ重要な結果を得た。

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