有限板中のクリープき裂成長に関する力学的解析
1980 年 46 巻 401 号 p. 43-50
詳細
1980 年 46 巻 401 号 p. 43-50
中央き裂試験片におけるモードIIIクリープき裂成長挙動を力学的解析により予測し, 試験片寸法, 初期き裂長さおよび応力レベルの影響を検討した結果, き裂成長速度は損傷の履歴の影響が小さければほぼ塑性の応力拡大係数あるいは修正 J 積分のみの関数として表されることが明らかとなった. また, モードIIIき裂とモードIき裂の間のアナロジーを用いて解析結果よりモードIき裂の挙動の推定を行いこれを実験結果と比較した結果, よい一致がみられた.
