日本機械学会論文集 A編
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剛体介在物を含む有限き裂に関する強磁性弾性体の二次元問題
新藤 裕英
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1980 年 46 巻 402 号 p. 150-157

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抄録

均質等方な柔らかい強磁性弾性体に対する線形理論に従って, 亀裂面に垂直な一様静磁場内における剛体介在物によって開口された有限き裂を有する無限体の線形磁気弾性問題を, 平面ひずみの仮定のもとに理論解析した. 介在物はなめらかな面を有する非磁性体であり, 周囲の物体に完全接触しているものとする. 解は積分変換法によって導き, 物理的興味のある量すなわち応力拡大係数及び応力の特異性の強さなどの表示式を閉じた形で示した. また本問題の解は特別の場合として, 2個の共線等長有限き裂に関する問題の解を含み, 同様に議論した.

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