著者所属:一関工業高等専門学校
1981 年 47 巻 418 号 p. 582-587
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機械や構造物において部材の軽量や耐食をはかるために強度的にも優れているFRP材が工業界の多方面で利用されている. 近年破壊力学の分野においても複合材の研究が多く見受けられる. ここで取り扱う問題は一方向規則的に繊維強化された無限体であり, 繊維と母材とは完全に接着されているものである. このような母材中に一つの直線き裂が存在し, 縦せん断荷重が無限遠方で作用する場合のき裂端近傍におよぼす繊維材の影響を考察したものである.
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