日本機械学会論文集 A編
Online ISSN : 1884-8338
Print ISSN : 0387-5008
変形を最小ならしめる新しい光弾性応力凍結法
西田 正孝沢 芳昭
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1981 年 47 巻 418 号 p. 611-618

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抄録

凍結光弾性実験法の最大の欠点は, 凍結モデルの大変形であるが, 通常の凍結温度T0より低い温度TMで凍結させることにより, 変形の小さな応力凍結が行なえることがわかった. すなわち通常の凍結法での適性係数αEは, 常温での250~300に比べて凍結温度T0で40~50と約1/6となるが, Toより低い適当な温度TMで凍結を行なえば, αは低くとも高いEを得, 結局αEとしては高い値をとり, 変形を小ならしめることができた.

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© 社団法人日本機械学会
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