日本機械学会論文集 A編
Online ISSN : 1884-8338
Print ISSN : 0387-5008
炭素鋼の過大1段・過小2段応力下の疲労き裂の進展
山本 晴生川田 雄一
著者情報
ジャーナル フリー

1982 年 48 巻 434 号 p. 1244-1252

詳細
抄録

疲労き裂の進展に及ぼす過小応力の影響は多大であるが,過小多段多重変動応力の場合についてはまだ十分な検討がなされていない.本報では過小応力の大きさ,応力差,応力負荷順序および繰返し数(変動時期)が過小2段2重と8重変動応力下に及ぼす影響について実験を行った結果,き裂長さが2~8mmの間でき裂進展率が1.1~1.5になることが得られた.また,過大応力下の遅延効果を前報の過小2段4重の場合とも比較検討を行った.

著者関連情報
© 社団法人日本機械学会
前の記事 次の記事
feedback
Top