日本機械学会論文集 A編
Online ISSN : 1884-8338
Print ISSN : 0387-5008
非線形硬化材料の繰返し塑性構成成式
大野 信忠加智 義文村上 澄男
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1985 年 51 巻 470 号 p. 2349-2358

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抄録

材料の非線形硬化および繰返し硬化を表現し得る塑性構成式を定式化した.すなわち,降伏面に加えて限界面(二曲面塑性理論)を仮定し,限界面の発達を前報の繰返し非硬化領域モデルに基づいて規定した.次に,得られた構成式の妥当性を,304および316ステンレス鋼の常温での繰返し塑性試験結果により検討した.この結果,本構成式は,一定ならびに変動繰返しひずみ範囲の試験結果をかなりの精度で記述した.

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© 社団法人日本機械学会
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