日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
Print ISSN : 0387-5016
突起が,対向面の熱伝達に及ぼす影響について
一宮 浩市長谷川 修山崎 和彦
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1980 年 46 巻 403 号 p. 482-491

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抄録

突起の,相対する伝熱面への影響を検討するために,片側を断熱,片側を伝熱面とした平行平板流路の断熱側に単一突起を設け実験を行った.4種類の突起に対し局所熱伝達係数,突起の抵抗,突起後の乱れおよび速度分布を,流路間隔と流量を変化させて測定した.その結果,突起後方の局所熱伝達係数は2~3の極大値を持つ.この原因については熱伝達と流動状態を対応させることにより明らかにした.

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© 社団法人日本機械学会
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