1981 年 47 巻 424 号 p. 2253-2264
ねじりまたは曲げ振動する直列軸翼列理論の定常負荷を持つ場合の精密化を図るために, 翼形に固定した移動座標を採用することにより, 流れの状態量および境界条件などを摂動展開し, 第二近似まで一様に有効な解析法を提示した. これにより既存の第一近似の精度と第二近似修正が, 減速, 増速両翼列の非定常翼特性について, 翼列条件や振動モードごとに明かにされ, さらにフラッタ限界に及ぼす効果が示され, 増速翼列では危険側にあることが指摘された.