日本機械学会論文集 B編
Online ISSN : 1884-8346
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静止溶融すず-流水系で生ずる小規模蒸気爆発に関する実験的研究
高木 二郎庄司 正弘
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1983 年 49 巻 446 号 p. 2190-2199

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抄録
前報に関連し,静止溶融すず上を水が流れる実験系を選び,そこで生ずる小規模水蒸気爆発について,サブクールをパラメータとした実験を行い,溶融すず温度の実測,沸騰様相など各種挙動の観察によって,爆発が生ずる状況を詳しく調べた.その結果,爆発が生ずるには溶融すずがある温度範囲こあること(温度の必要条件)が必要であること,特に,その上限がいわゆるクエンチ温度で定まることが判明した.
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© 社団法人日本機械学会
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