日本機械学会論文集 B編
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噴霧気流中におかれた加熱物体からの熱伝達 : 第3報,液滴群の粒度分布および飛行軌跡を考慮した熱伝達の理論
傅 武雄相原 利雄
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1985 年 51 巻 463 号 p. 882-891

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抄録

第1報と第2報で得られた液滴の飛行軌跡と局所捕集効率に関する解析結果を用いて,鉛直下降噴霧気流中に水平円柱からの熱伝達について,液滴群の粒度分布をRosin-Rammler分布で近似し,液滴の粒度分布と飛行軌跡ブロッケージと重力効果をも考慮して,濃度分程式を含む気液二相境界層方程式を連立させて数値計算を行い,噴霧気流熱伝達と液膜流動に及ぼす上記の諸因子並びに温度差,質量流量比などの影響を定量的に明らかにした・

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