日本機械学会論文集 C編
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鉄道車輪の騒音の発生機構とその防止に関する研究 : 第5報,スポーク形車輪の面外振動と騒音
松久 寛長谷川 尚志佐藤 進
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1983 年 49 巻 442 号 p. 993-1000

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抄録

スポーク形車輪は、かなり大きな空間部があり音響放射面積が小さくなるため、カーブ走行時の騒音低減に効果がある。また、その面外振動は、リムをスポークによってばね支持されたミンドリン有孔円板として解析できる。軌条輪-車輪系の面外振動は外周上の一点でばね支持されるとして解析でき、SYM形とUNSYM形の固有振動が存在する。そして、転送中にはSYM形振動が支配的になる。

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© 社団法人日本機械学会
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