日本機械学会論文集 C編
Online ISSN : 1884-8354
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キャビテーションの存在するシールの流体潤滑特性 : 第5報,反った面と平面に対角モーメントが加わる場合
池内 健森 美郎
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1984 年 50 巻 450 号 p. 354-361

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抄録

反った面と平面によって構成される端面シールに、対角モーメントが加わる場合の流体潤滑特性を理論解析し、実験的検証を加えることによって、傾き率と姿勢角が対角モーメントの方向によって著しく異なること、対角モーメントが一定値以下のときには、基準膜厚はほぼ一定であるが、これが大きくなると基準膜厚と傾き率が急激に増加することを明らかにし、これらの特性がシールの振動の原因となる可能性のあることを示した。

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© 社団法人日本機械学会
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