基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第19回基礎有機化学討論会(第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会)
セッションID: 1P015
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ポスター発表
アミド基を持つピレン誘導体のピエゾクロミック発光発現
*佐瀬 光敬相良 剛光務台 俊樹荒木 孝二
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抄録

圧力および熱に応答してその発光が変化する、ピエゾクロミック発光を示すピレン誘導体は、発光ピレン部位と水素結合部位を併存することにより、密なパッキングと水素結合支配の疎なパッキングの双方が実現され、ピエゾクロミズムを発現していると考えられる。本研究では、アミド側鎖が、ピエゾクロミック発光特性に与える影響を検討した。
その結果、Propyl基では水素結合支配の構造の形成が認められず、ピエゾクロミズムが発現しなかったのに対し、Hexyl基やTetradecyl基、2-Ethylhexyl基など、一定以上の鎖長を持つ場合にはピエゾクロミック発光を示すことが明らかになった。これに基づき、アミド側鎖の役割について議論する。

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© 2008 第19回基礎有機化学討論会 組織委員会
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