主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
ケイ素やゲルマニウムは炭素と比較して電気陰性度が小さいため、その多重結合構造は炭素の平面構造とは大幅に異なり、著しく折れ曲がる。本研究では、当グループで開発された超球面探索法を用い、合成研究に高い関心が寄せられているケイ素およびゲルマニウムのアレン類似構造を含む最小の組成であるSi3H4およびGe3H4の構造の非経験的探索を行った。得られた構造およびそれらのエネルギー的関係について、炭素の対応する組成であるC3H4との比較を行い、相違点を系統的に検討した。