主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
1-(3-Nitrophenyl)ethyl Tosylateの50:50(v/v)2,2,2-trifluoroethanol/H2O (I = 0.5 by NaClO4)中、25℃のソルボリシスでは、原系トシラート内の18O-スクランブリング、および、基質のラセミ化が観測される。この基質から生成する炭素陽イオンは非常に不安定であり、その存在について興味がもたれる。そこで、いくつかの置換1-Phenylethyl系の45:5:50(v/v/v) TFE/Methanol/Water中でのソルボリシス中において、生成物の生成比([R-OTFE]/[R-OMe])を決定し、この不安定な炭素陽イオン中間体の存在について議論した。