主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
クラウンエーテルで4箇所修飾された亜鉛フタロシアニンにカリウムイオンを添加すると、亜鉛フタロシアニンのFace-to-Face型 二量体が得られた。さらにアンモニウム部位とイミダゾール基を有するフラーレン誘導体を添加すると、フラーレン/亜鉛フタロシアニン二量体の超分子錯体が生成した。ベンゾニトリル中、ナノ秒レーザーフラッシュを行うと、3重項励起状態フタロシアニンからフラーレンへの分子内電子移動が起こり、電荷分離状態が生成した。その電荷分離寿命は6.0マイクロ秒と決定された。