主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
当研究室では、「単一分子内 単電子(正孔)素子回路」の実現を目指し、逐次精密合成法により大型単一分子骨格内に多種多様な光・電子機能ブロックを非周期的/合目的に作り込む方法論(単一分子内機能集積化法)の開拓を進めている。その合成基盤として、「位置選択的接合サイト」と「HUB機能ユニット(これを基点として数ステップ以内に20種以上の機能ユニットに変換可能)」を付与した汎用鎖状分子ブロック(1 - 40 nm 長)を開発した。今回、これら汎用分子ブロックを用いて作製した各種機能モジュール群(i:量子井戸・障壁、ii:被覆型ワイヤー、iii:ジャンクション、iv:アンカー)と、その逐次接合法についてまとめて紹介する。