主催: 基礎有機化学討論会組織委員会
共催: 日本化学会, 近畿化学協会, 大阪大学大学院グローバルCOEプログラム「生命環境化学グローバル研究教育拠点」, 有機合成化学協会(協賛), 日本薬学会(協賛)
粘土膜の層間に短寿命活性ラジカル種を捕獲と安定化させることができる有機機能物質(スピントラップ剤orラジカルスカベンジング剤)を担持させたCLAISTラジカル捕集膜を用いて、ディーゼル排ガス中に含まれるラジカル成分(ナノ粒子+ガス成分)の捕獲と同定研究を行った。生物実験より、ディーゼル排ガス中には活性酸素種由来のヒドロキシルラジカルの存在が考えられるので、反応性が高く短寿命ヒドロキシルラジカルの捕獲と同定に適したラジカル捕獲用機能分子を合成して、担持させ、ディーゼルエンジンの運転条件の違いによる、ラジカル発生量の違いや発生ラジカル種の違いについての検討を行った。