基礎有機化学討論会要旨集(基礎有機化学連合討論会予稿集)
第19回基礎有機化学討論会(第38回構造有機化学討論会・第58回有機反応化学討論会)
セッションID: 1P046
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ポスター発表
アミド結合を介して長鎖アルコキシフェニル基を導入したフタロシアニン誘導体の合成およびその自己集合構造
*中村 敬介尾之内 久成内藤 昌信藤木 道也
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抄録

フタロシアニン(Pc)は、典型的な有機色素であり、中心金属や側鎖基によって様々な機能を発現する。また、液晶状態を利用して得られた一次元カラム状Pc集合体は、π-πスタッキングにより、高い導電性を示すことが既に知られている。そこで本研究では、分子間水素結合を介したPc一次元カラム状自己集合体の形成を目的とし、液晶性の付与が期待できる長鎖アルコキシフェニル基を、アミド結合を介してペリフェラル位に導入した新規Pc誘導体を設計し、合成した。そして、種々の有機溶媒中での会合状態についてUV-vis吸収スペクトルを用いて検討したので報告する。

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© 2008 第19回基礎有機化学討論会 組織委員会
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