抄録
ピリダジンジオール縮環TTFは水素結合と比較的強いπ-π相互作用により、溶媒・温度・濃度等に依存した様々な集合体を作る。これまでに長いアルキル基を持つ誘導体がファイバーを形成することを報告した。今回、メチルチオ基を有する誘導体1がヒドラジン存在下でジメチルスルホキシド-メタノール溶液から準安定なゲルを形成し、そのゲルが結晶へと転移することを見出した。また、このゲル-結晶転移を利用することで、生成する結晶の構造を制御することも検討した。本発表では、モルフォロジーによる伝導性の違いについても報告する。