北日本病害虫研究会報
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雑草ヒエに寄生するホソメイガ (Emmalocera sp.) に関する生態学的研究
第III報成虫の諸行動および産卵行動に関与する要因について
後藤 三千代山田 徹
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1979 年 1979 巻 30 号 p. 6-11

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抄録

1. 成虫の諸活動は日没後~ 薄明時までみられ, 産卵は日没後2時間の範囲でみられ, コーリングは夜半から薄明時まで行なわれる。コ-リングと時を同じくして雄の活動は活発化し, 交尾は21時以後薄明時までみられるが, 3:00以降のピークは顕著である。
2. 産卵時刻を決定する要因として主なものは明→暗変換であり, 暗一定条件下では, 高→低温変換も関与していた。羽化要因と関連させて考察を試みた。

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