山形県立農業試験場庄内支場
2000 年 2000 巻 51 号 p. 9-11
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イネ種子に寄生しているいもち病菌に対する種子消毒剤の防除効果を検討した。その結果, 種子内部の玄米に寄生しているいもち病菌に対する種子消毒剤の効果は低く, 特に, エルゴステロール生合成阻害剤 (EBI剤) でその効果が低かった。また, 立枯苗の発生率は玄米の保菌率が高い種子ほど高かった。以上のことは, 種子消毒を行っても玄米に寄生しているいもち病菌の残存により, 苗いもちが発生する可能性があることを示している。
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