北日本病害虫研究会報
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畑ワサビの新害虫ミドリサルゾウムシの発生
後藤 純子千葉 武勝佐藤 俊
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2002 年 2002 巻 53 号 p. 251-255

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抄録
岩手県岩泉町において, カラマツ林の林床で栽培されている畑ワサビに, 未知の害虫が発生し被害を与えた.この害虫はミドリサルゾウムシCeutorhynchus diffusus IIustacheと同定され, 有用植物の害虫としてはこれまで未記録のものであった.本種は成虫で越冬し, 融雪後間もなく活動を開始する.4月下旬からワサビの葉柄や花茎内部に産卵し, 5月上~ 中旬に産卵盛期となる.ふ化した幼虫は, 葉柄や花茎内部を食害しながら3齢を経過して成長し, 6月以降に老熟すると脱出して土中に潜り, 蠕化する.畑ワサビに作物登録のある殺虫剤の中では, ジメトエート粒剤が本種に対して最も有効であり, 本剤6kg/10aを産卵初期のトップドレッシングすることにより防除可能である.
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