北日本病害虫研究会報
Online ISSN : 2185-4114
Print ISSN : 0368-623X
ISSN-L : 0368-623X
幼苗曝露法の利用によるネギさび病の急増期予測基準の検討
山影 博晶柴田 智佐山 玲
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 2003 巻 54 号 p. 70-71

詳細
抄録

ネギさび病の急増期の予測基準を確立することを目的に, 2ヶ年にわたって微気象データを収集するとともに曝露苗を用いて日別感染量を推定した. その結果, 曝露苗に株当たり胞子堆数が2個以上現れた日に, 圃場における発病株率の増加が見られたことから, 曝露苗の胞子堆数から圃場の発病状況を把握できるものと考えられた. また, 曝露苗の調査結果と微気象データとの関連を検討し, さび病の感染に好適な気象条件を推定した.

著者関連情報
© 北日本病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top