北日本病害虫研究会報
Online ISSN : 2185-4114
Print ISSN : 0368-623X
ISSN-L : 0368-623X
キク半身萎凋病の分生胞子接種濃度と発病
杉山 悟野崎 雪音
著者情報
ジャーナル フリー

2003 年 2003 巻 54 号 p. 72-73

詳細
抄録

キク半身萎凋病菌の分生胞子を用いて, キク苗に浸根接種する場合の分生胞子濃度および断根処理がキクの発病に及ぼす影響について検討した. キク苗の根を濃度5×101個/ ml~1×107個/mlの分生胞子懸濁液に浸漬して接種した結果, 1×106個/ml~1×107個/mlで断根の有無にかかわらず著しく発病した. 5×105個/ml以下では, 分生胞子濃度に応じて発病度が低下し, 断根により発病が増加する場合も認められたが, 不安定であった.

著者関連情報
© 北日本病害虫研究会
前の記事 次の記事
feedback
Top