⌈ 一般大学における教員養成教育⌋の原則は、第 2 次世界大戦後の日本における新しい教員養成体系として確立された。この原則は、敗戦前の教員養成に特化した師範学校での教員養成教育対する深い反省に基づいて、それ以来約 60 年間維持されてきた。
しかしながら、戦後の日本の教員養成教育政策は、頻繁に行われた教育職員免許法改定に見られるように、頻繁に変化して、様々な困難に直面している。筆者らは、戦後の日本の教員養成教育政策の歴史を跡付けて、その現代的な問題を明らかにすることを目的とした。
筆者らは、政策変化の歴史を反映する一例としての北里大学獣医学部教職課程の変遷を検討した。最後に一般大学における教員養成教育の強化を提案する。
