日本航空宇宙学会誌
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小型実証衛星プログラムの概要(<特集>小型実証衛星プログラム 第1回)
平子 敬一井上 浩一橋本 英一
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2013 年 61 巻 2 号 p. 64-69

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抄録
宇宙航空研究開発機構(JAXA:Japan Aerospace Exploration Agency)研究開発本部は,実利用衛星や科学衛星などの信頼性向上を目指し,これらに用いる新規技術の機器・部品等の技術成熟度を向上させるために,小型実証衛星(SDS:Small Demonstration Satellite)プログラムを2006年度から開始した.50〜100kg級の小型衛星を短期間に低コストで開発して,H-IIAロケットなどの余剰能力を活用して相乗りで打ち上げて,軌道上で新規技術の実証をシリーズ化して行う活動であり,衛星開発から運用までをJAXAの若手職員が主体となって実施している.SDSプログラムの初号機の小型実証衛星1型(SDS-1)は,2009年1月23日に打ち上げられて2010年9月8日に運用を終了した.また,次号機の小型実証衛星4型(SDS-4)は,2012年5月18日に打ち上げられ,定常フェーズ運用において種々の実証データを取得している.わが国で近年活性化している大学や中小企業のCube-Satから50kg級の小型衛星開発の参考になることを期待して,SDSプログラムの一連の活動を連載で紹介する.
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© 2013 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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