2022 年 70 巻 5 号 p. 111-114
エコウィング技術の研究開発事業WP2において,現行技術を想定した220席級ベースライン機3機(Tube & Wingの767相当機,ダブルバブル胴体のHELNA0A, BWB)の概念設計と空港騒音評価を行った.さらに,前記3機に先進技術の効果を入れ,設計パラメータの最適化を行って,2030年代の開発開始を想定した将来機3機(767将来機,TRA2035A, BWB将来機)の概念設計を行った.将来機3機の空港騒音はベースライン機の空港騒音と文献値から簡便に求めた.その結果,767将来機とBWB将来機の中間形態と言えるTRA2035Aは,JAXAが将来機に対して設定した2つの環境性能目標値(燃費:同級現行機から50%の燃料消費量削減,騒音:ICAO Chap. 4−30 dB)を満足する可能性があることが分かった.