2022 年 70 巻 8 号 p. 178-184
JSASS宇宙ビジョン2050(令和3年度増補版)に示された「月縦孔・地下空洞に永住可能な有人月面基地を展開する構想」を実現するには,初期探査により基礎データを集め,宇宙ロボットを先鋭化して資源利用実験や月面地下基地のスケール実験を行って,最終的な基地建設・運用へと向かうことが想定される.各段階においてリスクとコストの低減のために宇宙ロボットを使用してゆくことになる.本稿では,期待される「次世代ロボットの技術課題とその開発戦略」を述べ,続いて「ロボット技術のロードマップ」と「具体的な技術開発構想の一案」を示した.