日本航空宇宙学会誌
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特集 はやぶさ2の10年の軌跡-開発から拡張ミッションまで 第5回
はやぶさ2の拡張ミッション
三桝 裕也
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2023 年 71 巻 2 号 p. 33-38

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抄録

2020年12月6日,「はやぶさ2」は,小惑星リュウグウで採取したサンプルを地球に持ち帰り,新たな深宇宙の旅へと飛び立った.次の目的地は,1998 KY26という直径30m程度の非常に小さな天体である.地球帰還までに予定していたミッションすべてが順調に進み,余分に搭載していた燃料で到達可能となった.但し,到着は2031年と非常に長期の巡航となる.その間,省燃料の探査機運用技術の獲得や,巡航中の黄道光観測,系外惑星観測などの理学観測運用を行う.さらに2026年には別の小惑星2001 CC21へのフライバイを計画しており,近接画像を取得するための挑戦的な観測ミッションを行う.その後,2027年,2028年に2度の地球スイングバイを予定しており,サイエンス機器による地球・月の撮像や,地球からのはやぶさ2の観測も期待される.本稿では,はやぶさ2の拡張ミッションの全体計画について述べる.

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© 2023 一般社団法人 日本航空宇宙学会
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