北関東医学
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原著
基礎看護学実習における清拭援助実施前の指導に関する研究
- 看護教員の指導時に着目している情報と判断および指導行動について -
川島 良子
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2020 年 70 巻 4 号 p. 331-341

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抄録

【背景・目的】 臨地実習における教員の指導行動は看護ケア及び学習に重要である.本研究では,基礎看護学実習で学生が日常生活援助技術を実施する前の指導において,教員が着目している情報と,指導における教員の判断および指導行動を明らかにした.

【対象と方法】 臨地実習における援助実施前の学生に対する模擬指導場面を設定し,看護教員10名が模擬指導を行う場面をVTRに撮ったのちにインタビューを行った.VTRの言動と逐語録から,指導時に着目している情報,その際の判断の内容,模擬学生に対する指導行動を抽出しカテゴリ化した.

【結 果】 指導時に着目している情報は「学生が立案した援助計画の記載内容」など3つ,判断は「援助の必要性と援助項目の選択の適切さの吟味を促す指導に関する判断」など5つ,指導行動は「目標設定や援助項目の選択理由などに関する指導行動」など6つが抽出された.

【結 語】 教員は学生が的確に援助ができるように多くのことに着目し指導時の判断から指導を行っていた.また,指導の際には学生の心情に配慮しつつ指導が行われていた.

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© © 2020, 北関東医学会
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