東京大学工学部原子力工学科
1970 年 19 巻 12 号 p. 1085-1089
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ガラス状態におけると称する重合は,十分その状態を明確にしないままに議論されて来たきらいがある.この点を中心にして,過去に得られているいくつかの事例について,多少詳しく検討を加えた.モノマーの“易動度”と重合に関与する“活性種”のモノマー状態による変化が基本的には重要であり,数多くの異なった事例があり,ガラス状態の重合について単純に統一して説明できないことを示した.モノマーの状態を厳密に決める研究とそれに平行して重合に寄与する活性種の決定とその挙動に関する研究が進められるべきことを強調した.
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