明治大学理工学部応 用化学科
2007 年 56 巻 8 号 p. 608-613
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漆は植物から得られる塗料・接着剤である。漆の接着力を利用して漆の塗りものに金粉をまきつけた蒔絵は繊細で豪華であり,日本独特の漆芸技法でつくられた芸術品である。この蒔絵が16世紀後半にヨーロッパに輸出され王侯貴族を魅了しジャパンと呼ばれた。このような漆工芸品をヨーロッパでもつくるために塗料が開発され模造漆がつくられ,塗装技法についても大きな影響を与えるなど日本とヨーロッパの文化交流があった。
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