抄録
ソーシャルフットボール(Social Football)はイタリアで行われているcalciosociale(英訳social football)に由来する.年齢・性別・人種・貧困・家庭環境・障がいなど,あらゆる違いを超えて社会連帯を目指したフットボール文化である.日本での精神障害者に対するフットサルを用いた取り組みは2007年に大阪府からスタートし,四国では翌2008年に愛媛県が活動を開始. 現在,ソーシャルフットボールの活動は全国で実施され,チーム数は200を超えると言われている.県内では2014年に精神科デイケア(以下:DC)に通所するメンバーを中心にチームを設立.CitRungs Tossa(シトラングストッサ)は県の特産物である柚子(シトラス)と強い(ストロング)を合わせた造語である.