抄録
外出は地域生活を送る上で欠かすことのできない作業であるとともに,社会参加としての役割を果たすための作業活動として重要性や必要性は高いとされている.しかし,近年,発達障がい児・者の余暇活動は興味・関心の偏りから子どもにとって適切な余暇活動を見つけることが難しく,その結果,家で保護者と過ごすことが多いという現状がある.そこで今回,余暇の過ごし方や支援方法に対する保護者の「支援ニーズ」に着目し,アンケートにて調査することにした.高知県では,障がい児・者の保護者を対象とした,余暇の現状に関するアンケート研究は数が限られており,支援の現状を充分に
把握するには至っていないと考え,アンケート調査を実施した.